45年間苦手だった うなぎ。
場の流れで口にすることはあったものの、瞬きをせず、呼吸を止めて早く噛んで飲み込む…そんな失礼な食べ方しかできなかった45年。
去年ひょんな事から、焼き職人が居はる鰻専門店で、鰻重を頂く機会がありました。
「一回、旨い鰻食べてみ。」と、注文してくださった鰻重ご膳は、肝吸い、茶碗蒸しも付いた贅沢なご膳。それも初心者の私にはもったいない特上ランクの鰻でした。

口に入れた瞬間、ふわっと柔らかく、でも香ばしく、なんとも言えぬ美味しさ。ほんとに美味しいものを口にした時、人は黙ってしまうものです。
「おいしい。」
その一言しか出てこず、完食する私。
食わず嫌いで終わらず良かった。
苦手が幻の味に変わった「実食」でした。
美味しく頂いた鰻は、味だけでなく、お値段も幻価格。
まだまだ初心者の私、知らないお店にチャレンジする勇気はないので、また、同じお店へ行こうと思う。
行けたらいいな、奈良だけど……。
編集部 HAMABE

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