編集部コラム #06

黙って、笑って、進む!

 姫路生まれ姫路育ちの私が一年間、大阪で暮らしていたことがあります。そのわずか一年の間に一ヶ月の入院期間がありました。婦人科だったので女性ばかりの6人部屋。その中にいた40歳代くらいの女性がリーダー格で、ナンバーツーのような存在の女性もいました。昼間は、みんなで時折会話して笑って過ごし、夜も就寝前まで笑ってばかりいたように思います。でも、入院中の期間、深夜は一人ひとり順にうなされたり、悲しい寝言が聞こえてくるのです。すすり泣く声が聞こえてくる日もあります。家族を思い、自分を責めているのがわかりました。しかし、朝は、誰もそのことには触れません。昼間と就寝後の裏腹な心理状態、むしろ昼間の笑いがどれほど救いだったかわかりません。しかし、6人のうち一人が悲しい退院を余儀なくされました。私たちは言葉が見つかりませんでした。なぜなら、残された私たちには希望は残されており、退院した女性は悲しみでいっぱいだったはずなのですから。その後、私は退院しました。

 今月、新型コロナウイルス感染症の影響で、お客様と共に歩んできた時間が終わってしまい、その時と同じことを思いました。やはり言葉はみつかりません。「閉店」という文字で、頭を強く殴られ、沈黙するばかりです。それぞれに抱えるものが違い、介入できない問題があり、それは当たり前のことかもしれません。それでも、前に進む道が残されている者は進まなくてはならないのです。あの頃、救ってくれた「笑い」を武器に、黙って笑って進む!できることを精一杯やる!そんな答えしか見つかりませんが、裏腹な心理状態でも今は笑って立ち向かおうと思います。

 コロナの影響以降、本誌編集部は働き方改革もふまえ、事務所を移転しました。自宅兼事務所となった今、マイナスイメージを持たず、スタッフたちは毎日楽しげに仕事をしています。私にとってもいいことだらけで、申し訳ない気がしています。自宅兼なので、今まで一人でしていた掃除も気にかけてもらえて、綺麗に使おうとしてくれている気持ちが本当に有難いです。アットホームな会社が、更にアットホームになってしまっていますが、最終的には身近な人が心の支えとなって、頑張れるのだと痛感しています。この環境は、あの大阪で経験した環境とよく似ているような気がします。

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