編集部コラム #04

虹を架ける

 この一年が終わろうとしています。2020年は特別な一年でした。これまでの人生の中で経験をしたことのない出来事が重なりました。これでもかと言わんばかりにやってくる出来事の集大成のように目の前に現れました。

 いつもなら見えにくいものが、姿を現してきました。何度か物事に打ち当たり、その都度気づかされることばかりでした。そして、自分自身が使命であり、課題だと感じている『伝える』ということについても、気づかされました。全ての人に同じことを同じように伝えることは難しいですし、本コラムで伝えたいことも本当に伝わっているかどうかは、わかりません。伝えたいのに伝えられないもどかしさを感じている人は、この内容に共感されるかもしれません。もどかしく、そして不甲斐なさすら感じていた私は、発信する意欲には満ち溢れていたのかもしれませんが、本来の意味を噛み砕けてはいなかったのです。仕事上、誌面で発信することも身近な人に何かを伝えることも本当によく似ています。相手の理解者でなければ大切なことは伝わらないということを理解しきれていませんでした。わからない相手には伝えるのは本当に難しく、それでも伝えるべきことがあるのであれば、相手のことが分かっているかどうかを考えてみる必要があります。自分よりも経験値の高い人に対しては、自分自身の理解が及んでいないことを分かっていることが重要です。そして、思いを汲み取る努力が必要です。なぜ、そこまでして『伝えること』にこだわっているのか…。それは、一人の力ではできることが限られているからです。多くの共感があり、大きな力が生まれます。あるいは、そんなに何かをする必要があるのか…と、聞かれると、大それたことをしたいのではなく、人の心を探究したい意欲が人より少し強いだけなんだという答えになります。

  言葉や活字、写真や映像、デザインが組み合わさり、広告やCMになります。モノを売る力とは、伝える力でもあります。そして、それは汲み取る力でもあります。消費者の心を汲み取る力があれば伝える力は強まり、売る力となっていくのではないでしょうか。今、人が生きていく上で何を求めているのかを汲み取ることで新たに伝えたものが生まれてくるように思えます。

 広告を発信する私たち媒体のそうしたコミュニケーション能力も、これからもっと試されていくことでしょう。2020年12月、本日が今年最後の締切日(入校日)。私の背後の窓から大きな虹が見えました。一瞬手を止め、スタッフ全員で沸いたあの一体感と感動は本来、人が求めているものだと思いました。
 偶然の自然現象ではあるけれど、人生にもそんなタイミングを意図的に起こせたらどんなに素晴らしいでしょう。2021年はどんな年になるかではなく、意図的にどんな年にするのかを決めていきたいと思います。虹を架ける年なのかもしれません。

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