引き寄せていては遅い! 威を貸せる虎への道
前回のコラムで話していたように、お世話になった人に「ありがとう」や「ごめんなさい」を言うことを先延ばしになっているけれど勇気を出して行動に起こさねば…と、思っていた矢先のこと。気にしていた人の夢を明け方に見た。そして今日こそは連絡しようと心に決めたその日、相手から電話の着信があった。(どれくらいぶりだろう)胸がいっぱいになりながら電話で思っていたことを話すことができて、本当によかった。 しかし、以前こんなことを内々で話したことがあった。連絡をしようと思っていた相手から電話があり、「これって引き寄せー?すごくない?」と、言っていたら我が社の長老が「その時点で負けやぞ」と、ぐさりと刺した。なんかテンション下がるな…とも思ったけれど、その考え方をする人って、もしかしたら更に引き寄せパワー強い人?とも思った。世間でよく言われている「引き寄せの法則」の話は好きだけど、さらに強力なのは、強く願ったり思ったりするのではなく、既にそうであるという感覚やその先をいく感覚! 実際、引き寄せる間もなく、どんどん行く感じのほうがパワーを感じる。自分ではなく相手に引き寄せさせる!くらいの感じでしょうか。そういえば、長老からはいろんな場面で人とは違う教えをもらう。印象に残っていて私自身が教訓としているのは、『人脈』についての考え方。人脈は広い方がいいという考え方について、自分なりに解釈したのは、人脈の広さは自分が相手の為にできる力量に比例していなければならないということ。与えてもらうための人脈では駄目だということ。だから、長老は自分の力を過信しないので、人間関係はあまり多く広げたりはしない。そして「人脈」という言葉はあまり好きではないようだ。人脈を広げるのではなく、職人のように面白いことがしたい! そうして人に笑ってもらえることのほうが大事だと言う。虎の威を借る狐にはなってはいけない。威を貸せる虎になってこそだ。だから「その時点で負けやぞ」と言われた意味も納得。私は、まだまだ虎にはなれないけれど、目指すは人を笑顔にできる虎!